月組『アンナ・カレーニナ』ライビュ感想
日曜日は節分でしたね!ということは立春!春だ~~!サイトーです!
月末月初の忙しさにかまけて、すっかりライビュの感想書くのを忘れてました・・・。。こういうのは思った時の瞬発力が命なのですが、、。寝かせてみていろいろ見えてきたものもある(のか・・・?)ところを備忘録代わりに書いてみます!
(備忘録なので、何番煎じだよ!みたいなまぁ至極ありきたりな感想にはなっております(てへ))
美のボディブロー
映画館の画面割れないかな・・・って途中で心配になるくらい完成された緻密な美の世界がそこにはありました。美弥さんのヴィロンスキーと海ちゃんのアンナのワンシーンワンシーンでも十分なのに、アンナさんの旦那さん月城さん(ひげ付きイケおじ爆誕)なの・・・!?という美×美×美で目が回り、頭がパーンってなっちゃったので、あの世界線をもう一度・・・。。
正直、美しい・・・っていうのはある種血の通っていない美しさみたいなところも要素としてある気がするので、舞台人において美しすぎるのは表現の幅を狭めてしまうような難しい反面もあるのかな~と思うこともあったのですが、
メインキャストのお三方は、本当に心が動いているのが表情や目線、セリフの端々からにじみ出ていて、そこにさらに感動させられてしまうというのが素晴らしいな・・・と。。
美しかったが悪いか・・・悪くないっ!!!ってなるやつですね(他作品やないかーい)
原作とか映画においては、アンナの奔放で我慢が効かないところとか「なんでやねん!!!ちょっと我慢すればよかじゃないですか!!!」(誰)ってなることのほうが多くて、正直好きではないあまり感情移入できないキャラであるのですが、
美弥ちゃんの妖しい美しさ情熱的に求められる姿を目の前にしてしまったらしょうがないですよね(完敗&乾杯♪)という本当に説得力の塊の美弥さんで、ねじ伏せられました(至福)
月城さんのお堅い役人カレーニンもアンナを決してないがしろにしていたわけでもないのですが、愛に不器用すぎたのか・・・カレーニンも仕事忙しかったろうし、しょうがないよね・・・(誰)って思わず思ってしまうようなカレーニンでした。
月城さんも報われないお役のときの眉間のしわがたまらないので、生まれ変わったら眉間にしわが寄っていたらクセになってしまいますよ・・・と伸ばしてあげる生まれた時からいる馴染みのお手伝いさんになりたい。。(誰)
日記のシーンが切ない・・・
あの時ああしていればと思うし、誰が悪いわけでもないからこそ切ない・・・
危ういところを持つアンナが海ちゃんにはぴったりで、破滅に向かう女性をやらせたらピカイチ・・・海乃さん幸薄が似合うこと似合うこと・・・(ウットリ)
ただ・・・アンナのあのパッツン前髪は秘めた少女性とかを表現したかったのかもしれないのですが、幸薄を強調しすぎたのか、若干あざとくも見えてしまって・・・(私歪んでるのかな)時代背景とはあんまり合っていない気もして・・・海ちゃんはなんでも似合うので、眼福なのですが、もっと似合う髪型もあるし、ほんとにそれでいいん?先生?ってなっちゃいました(重ねてごめんなさい。。)
なので、なんか髪型と相まってなのか、タイトルロールとしてのアンナは、もともとの匂い立つ大輪の薔薇のような存在感のアンナのイメージでいたのですが、ちょっとその点薄く感じてしまいました。映画とか原作の雰囲気に私自身が引っ張られすぎちゃったかな・・・
あと後半はもっともっと狂気でもよかったのかな・・・とか色々思ってしまいましたが、宝塚においてあんまり強すぎるのも反感を買うからそういう演出なんだなと時間を置いてみたら納得し始めています(笑)
コスチャはええ男で、ずんと重い中で清涼感あるカップルで、背丈があってさらにええ男ぶりが増していて、画面に映るたびに「あぁっもう少しだけ・・・」となっておりました(重い)
待って、これ過去最高にとりとめがない・・・!!(ハッ)途中で気づけ自分
景子先生は色彩とかにとてもこだわりがある先生なので、ドレスと伯爵の衣装はハッとするほど美しくて、黒いドレスをあんなに艶やかに着こなす海ちゃん・美弥ちゃんの白い軍服を見せてくださって本当にありがとうございますと観劇後はバウホールのほうを向いて最敬礼する気持ちになりました。
ま、
つまりは、バウじゃたりないーーーーよーーーーばーーーーかーーーー!!!
ということが言いたかったわけであります。(スッキリ★)
映画館で、私なんでこの1回しか見れないんだろう、って何度自問自答したことか・・・(自業自得)
他の方の素晴らしい感想を追いながら、自分のメモリーを補完している日々です!感謝!言語化すばらしい方々感謝!
では~~